大型肉食魚として人気の高いアロワナを終生飼育するには、100cmを超える大きな水槽が必要です。
しかし、幼魚の頃から大きな水槽で飼育を始めてしまうと、広すぎる水槽の中でアロワナが餌を見つけられないなどの不都合が起きてしまうことも。
また、アロワナの最大体長は約60〜100cmほどと品種によってばらつきがあるため、飼育しているアロワナの体格に合わせた適切な水槽サイズを見極めることが大切です。
このコラムでは、アロワナの水槽を買い替えるべきタイミングと、体長や種類別におすすめの水槽サイズをご紹介します。
アロワナ水槽を購入する際のご参考になれば幸いです。
アロワナ水槽をサイズアップするタイミングとは
アロワナの平均寿命は水槽の中でも10〜15年。稚魚から育てる場合には、この長い年月の中で、何度か水槽を買い替える必要が出てきます。
- アロワナが成長したとき
- 新しいアロワナを飼育するとき
買い替えタイミング1:アロワナが成長したとき

写真協力:アロワナ専門店AROMANIA
アロワナは餌を見つけるのがあまり得意ではないため、体長に対して水槽が広すぎると、餌を見つけられずに弱ってしまう危険があります。
そのため、アロワナを稚魚から育てる場合は、最初から大きな水槽を用意せずに、90cm程度の中型水槽から飼育を始めるのが一般的です。
稚魚から飼育を開始して一年ほどたつと、体長は40cm程まで成長します。この大きさになると90cm水槽では窮屈ですので、水槽のサイズアップを検討しましょう。
品種にもよりますがアロワナは最終的に60〜100cm程度のサイズまで成長します。成長に合わせて段階的に水槽をサイズアップしていくのがポイントです。
買い替えタイミング2:新しいアロワナを飼育するとき

新しく成魚のアロワナを購入した場合にも、水槽の耐用年数を考慮して買い替えることがあります。
また、縄張り意識が強く単独飼育が推奨されているアロワナですが、3匹以上であえて過密状態を作れば、複数匹で飼育することも可能です。
ただし、複数飼育は水質の悪化が懸念されるため、新魚導入の前にろ過システムや水槽サイズの見直しが推奨されています。
アロワナは大きな体と豪快な泳ぎに反して、とても神経質で繊細な性格です。新しい環境で飼育を始める場合や、新魚の追加などで水質に変化が起こると、体調を崩してしまう可能性があるため、必ず導入前に飼育環境を確認しましょう。
新魚を追加するタイミングで、ついでに経年劣化した水槽を買い替えるという方も多いです。
アロワナの種類・サイズ別!適正水槽サイズ
アロワナは成長段階や品種によって体長が大きく異なるため、飼育している個体に合わせた水槽サイズを見極める必要があります。
ここでは、アロワナの種類やサイズごとに最適な水槽サイズを解説します。
アロワナの稚魚〜幼魚:60cmワイド〜90cm水槽

| 水槽サイズ | アロワナの種類、体長 |
|---|---|
| W600×D450×H450mm〜W900×D600×H600mm | すべてのアロワナの稚魚〜幼魚(体長20cm以下) |
体長20cm以下の稚魚・幼魚のアロワナには、60cmワイド〜90cmの水槽が最適です。
小さいとは言え遊泳性が高い魚ですから、水槽内でターンできる奥行き45cmは最低限確保しましょう。横幅と高さはアロワナのサイズに合わせて決めても問題ありません。
ただ、アロワナは成長スピードが早いので、最初から90cm水槽を用意しておいた方が、買い替えのタイミングや頻度を遅らせることができます。
40cmくらいのアロワナ:120cm水槽
| 水槽サイズ | アロワナの種類、体長 |
|---|---|
| W1200×D600×H600mm〜 | すべてのアロワナの幼魚、小柄なアジアアロワナ(体長40cm以下) |
体長40cm前後は、飼育を始めて1年ほど経過した若いアロワナが該当します。
このサイズならば、120cm水槽で飼育が可能です。若いアロワナはまだまだ育ちざかりなので、広めの水槽でストレスをかけずに、じっくり育てていきましょう。
アジアアロワナの成魚は最大体長40〜60cm程度なので、大きめの個体だと120cm水槽では少し狭く感じるかもしれません。
しかし、120cm水槽は耐荷重の観点から、一般的な住宅にも工夫や補強をすれば置ける最大サイズで、市販品も流通しています。
取り扱いやすく費用も抑えられるので、小型のアロワナならば終生飼育用の水槽として十分に活躍できるサイズでしょう。
60cmくらいのアロワナ:150cm水槽
| 水槽サイズ | アロワナの種類、体長 |
|---|---|
| W1500×D600×H600mm〜 | 60cmくらいのアジアアロワナ、ノーザンバラムンディ、ブラックアロワナ |
体格が完成されてきた体長60cm前後の成魚のアロワナには、150cm水槽がおすすめです。
120cm水槽でも飼育ができるアジアアロワナだと、やや大き目に感じるかもしれませんが、アジアアロワナは鱗が硬めなので、水槽内をストレスなく泳ぐにはもう少し大きな水槽の方が余裕が持てます。
耐荷重等をクリアできるならば、150cm水槽が最適です。

写真協力:アロワナ専門店AROMANIA
150cm水槽ならば多くのアロワナを終生飼育することができます。終生飼育を視野に入れた水槽のサイズに悩んだら、150cm水槽を基準にしてみましょう。
60cm以上のアロワナ:150cm水槽以上
| 水槽サイズ | アロワナの種類、体長 |
|---|---|
| W1500×D600×H600mm〜 | アジアアロワナ1〜3匹、成魚のブラックアロワナ、シルバーアロワナ、スポテッドバラムンディ |
体長が60cmを超える大きなアロワナの終生飼育となると、150cm以上の水槽が必要です。
最大体長約70cmのブラックアロワナは体が柔らかいので120cm水槽でも飼育はできますが、余裕を持って飼育するならば150cmかそれ以上のサイズがおすすめ。
体長が90cm〜100cmになる、シルバーアロワナやスポテッドバラムンディならば、180cm〜200cmの超大型水槽を用意してあげてください。
大型水槽を住宅に設置するには耐荷重や管理体制など、様々な問題をクリアにする必要がありますが、余裕のある水槽で育てられたアロワナは、堂々とした出で立ちがとても魅力的です。
アロワナ本来の美しさを存分に鑑賞できるので、ぜひご検討ください。
アロワナ水槽の交換目安

特に大型水槽は水量が多いことから接着面の劣化が気になりやすい傾向があります。美観からだけでなく、放っておくと水漏れなどのトラブルにつながることも。
安全に飼育を続けるため、劣化が見られたら無理せず交換を検討してください。
また、アロワナの寿命は10年を超えることも多いので、例え飼育開始時に終生飼育できるような大きな水槽を用意したとしても、どこかのタイミングで水槽を買い替える必要が出てくる可能性があることも、頭の片隅に置いておきましょう。

写真協力:アロワナ専門店AROMANIA
東京アクアガーデンでは、アロワナ飼育に最適な水槽を一式セットで製作・販売しています。
水槽に最適なろ過槽とろ材、照明、ポンプなどがセットになっていますので、機材選定の手間をかけずに発注することが可能です。
アロワナ水槽セットのサイズは、120cm、150cm、180cmの3タイプをご用意していますが、それ以上の水槽サイズや専用の上部フィルター、新水垂れ流し式といった珍しいろ過方式に対応した水槽も制作可能です。
ご入用の際は、是非お気軽にご相談ください。
まとめ:アロワナ水槽のサイズアップ!種類や成長ごとの適正サイズと交換目安

アロワナは成長段階や体格に応じて水槽をサイズアップすることで、より理想的な体型に育て上げることが可能です。
幼魚の頃から水槽で育てていると、どうしても小柄になりがちなので、適切なタイミングで水槽を交換して、立派なアロワナを育成してみてください。
東京アクアガーデンではアロワナを飼育できる大型水槽を特注で製作しています。ご希望に合わせて、底板や背面、側面などの黒板加工も可能です。
アロワナ水槽の仕様や設計なども、お気軽にご相談ください。
水槽のサイズ(横幅、奥行き、高さ)や仕様(加工)を自由にご指定いただけるセットをご希望の場合は、こちらからお問い合わせください。2mを超える大型水槽も製作可能です。
アロワナ水槽の選び方については、下記のコラムでも解説しています。併せてご覧いただけますと幸いです。
また、このコラムの写真は一部、アロワナ専門店『AROMANIA』様からご提供いただいています。
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